「育英グラフィックの会」(2013/11/04)開催報告

Last Update: 2014-03-07

育英グラフィックの会開催(印刷系卒業生による勉強会)

去る2013年11月4日、東京新宿の京王プラザホテルにおいて「育英グラフィックの会」が開催された。この会は1994年に結成され毎年開催されていたが、ここ数年は幹事会だけに留まっていた。今回、高専11期の水野秀也氏のハイデルベルグ・ジャパン代表取締役就任を祝して活動再開することとなった。幹事団のご苦労にもかかわらず、最初に計画した9月16日は台風26号の直撃で直前に開催中止に追い込まれ、その後幹事団で機を失しないよう直ちに再開催を計画、この11月4日に同所で開催することになった。会合には工高8期から高専35期まで印刷系学科の卒業生が参集し、印刷関係業界紙の関係者も加えて64名の出席となった。

工高9期の山田さんの司会進行により、まずこの会の新会長として高専2期の杉原さんを選出、皆さんの拍手で会長に就任挨拶、つづいてサレジオ高専から小島知博校長の名代として高橋孝高専事務長(兼同窓会事務局長)が挨拶、校長からの祝電を披露、さらに高専初期の恩師カバリエレ先生がなつかしくもユーモアあふれる祝辞、元グラフィック工学科長の三浦先生の挨拶、恩師や幹事団の紹介と続き、水野さんの紹介挨拶もあり、「印刷業界今後の展望」と称するパネルディスカッションに移った。

進行役の武田さん(東洋インキ)から激動する印刷界にあって最重要なことは「人材育成」としてパネラーに振られた。水野さん(ハイデル)は高専での体験から基礎教育の重要性、社員にたいしてITと英語がキーになると話され、杉原さん(ジャパンスリーブ)からは社内教育の重要性と実践について、輿石さん(電通オンデマンド)からはITCによる市場の全国化への対応など変革への対応など短い時間ではあったが示唆にとんだパネルとなった。

記念撮影ののち、加藤先生のシャンパン乾杯で会食、懇親がスタート、会場は互いに挨拶や名刺交換、業界情報交換など活気にあふれる雰囲気となった。その後杉本先生の中締めで閉会し、今後、杉原新会長と共に、この会の発展を皆で誓った。